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ドクター診療日記

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美容整形しないという選択

美容整形しないという選択

先日のカウンセリングに、涙袋を大きくして欲しいという方がお見えになりました。その患者様は20代の女性の方でしたが、これまでに二重切開、たれ目、鼻尖修正、顔面骨の骨切り、糸によるフェイスリフトといった外科的手術や、各部位へのヒアルロン酸注入など、多くの手術を他院で受けてこられました。実際にお顔を拝見させて頂くと、これまで受けてこられた手術はおおむね十分に効果のある、整ったお顔をされていました。

その中で今回ご相談の涙袋へのヒアルロン酸注入は、入れすぎると目の下のたるみに見えてしまい老けた印象になってしまいます。今回の患者様の涙袋も十分にボリュームがあり、これ以上に注入してしまうとかえって不自然になってしまう印象を受けました。したがって、今回は涙袋の注入を見送った方が良いという提案をさせていただきました。

歯止めをかけることも私達の仕事

同時に、患者様とお話しをすすめていると、「自分の顔をどう変えれば良いのか分からない」という訴えがありました。
どこかに注入や手術などの処置を加えることによって改善が見込まれる可能性があれば、その時は様々なご提案をさせて頂くことになります。しかし客観的に見てあえて施術を追加する必要がないのに、新たなもしくは追加の施術を求められる方も少なからずおられます。一部の美容外科クリニックでは、患者様が求められたことをそのままお引き受けしたり、さらにはより過剰な施術を提案(おそらく営業行為だと思うのですが…)することが実際あるみたいですが、患者様に正しい知識をお伝えし、どこかで歯止めをかけることも私達の仕事かと思います。
結果、この患者様は「これ以上に手術を重ねるのは決して良くない」という私の意見を聞いて下さり、最後はとても明るい笑顔で帰宅されました。

人は誰しもが客観的に自分を見ることは実は非常に難しく、自分自身だけで決めた歪んだ評価で自分の価値を決めてしまいます。

今回の患者様に対して、少しでも人生の中でプラスになる助言ができたのであれば幸いに感じるとともに、今後も日々精進に努めようと改めて思った一日でした。