顔の老化現象のメカニズム
年齢を重ねるにつれて、見た目の変化が起こってきます。
当院でも加齢を気にされて「ほうれい線を薄くしてほしい」や「フェイスラインがたるんできた」といったお悩みが非常に多いです。
では、なぜ加齢によってほうれい線が深くなってきたりたるみが生じてきたりするのでしょうか。
最近では、美容医療の領域においても解剖学的に加齢変化が検討されており、様々なことが分かってきています。詳しくは以下1~3でご説明いたします。
1.顔面骨格の変化(萎縮)
解剖学的な加齢変化を知る上で、30代になると骨量は加齢とともに減少すると言われています。
その為、一番の土台である『骨格』の変化により顔の最も表面にある皮膚、その下にある皮下組織・筋肉・支持靭帯にくぼみや緩みが生じ、しわ・たるみといった見た目の老化現象を引き起こします。
【加齢による骨格の変化 ~部位と現象~】
- ①側頭部の凹み
- ②眼窩の拡大
- ③梨状口(りじょうこう)の拡大
- ④目の上の段差が生じる
- ⑤上あごの凹み
- ⑥下あごの突起の減少・短くなる
骨格の変化や骨量の減少により、筋肉や骨格の後退が頰・あご・こめかみなどのボリュームの減少に繋がります。
2.支持靭帯のたるみ
前述でご説明した通り、支持靭帯などは土台を失いながら位置を移動せざる得なくなりますが、重力が働いているため移動する方向としては下方になります。
【通常の皮膚の構造】
【靭帯のたるみ⇒ボリューム形成のしくみ】
左図の通り、骨膜に繋がっている支持靭帯が重力の関係で下方向に伸び、皮膚のたるみが出てきます。
これが老化現象による支持靭帯のたるみと言います。
たるんだ靭帯を元の位置に戻すために、骨膜上ないし骨膜下にヒアルロン酸を注入しボリュームを持たせる。
このようにして、下記図のような深いしわやたるみを改善していきます。
3.皮下脂肪の減少と下垂
若い時と加齢時を比較すると、若い時の輪郭は滑らかで卵型の曲線を描くことができます。海外ではoval shape(オーバルシェイプ:楕円形)と呼ばれ、美しさの基準の一つでもあります。
下記図のように若い時は卵型でシャープだった輪郭も、加齢現象により脂肪が減少し骨格も変化していくため、男性的なごつごつとした印象の輪郭へ変化を遂げます。
見た目に現れる老化現象
エイジングケアの治療を行う際には、まず自分がどの部分を気にしているのかを明確にしていくことが大切です。
下記の図とご自身のお顔を見比べて「どこの部位を気になるか」をぜひチェックしてみてください。
【それぞれの部位に対して効果的な治療を選ぶ】
◆頬のたるみ・フェイスラインのたるみ
→フェイスリフト、水の森式ヒアルロン酸注入(若返り輪郭形成)
◆溝の浅いしわ(表情じわ)
→ボトックス注射、ヒアルロン酸注入
◆凹みやコケ・深いしわ
→水の森式ヒアルロン酸注入(若返り輪郭形成)、ヒアルロン酸注入、ナチュラルファイバー(脂肪注入)
◆目の下のたるみ・目の下のくま
→目の下のたるみ取り(ハムラ法)、ヒアルロン酸注入
◆瞼のたるみ(目の上のたるみ)
→目の上のたるみ取り
仮に目の下付近を気にされている患者様でも、目の下の部分なのか、あるいは中顔面なのか、あるいは両方なのかを明確にしなければ治療法は定まりません。
当院の無料カウンセリングでは、気になる部位に最も適した治療法をご提案させていただきますので、安心してご相談ください。
部位別エイジングケア治療一覧
1.水の森式ヒアルロン酸注入(若返り輪郭形成)
BEFORE
AFTER
高い注目を集めている新しいヒアルロン酸注入の考え方【MDコード法】を習得した当院の医師が考え出した“若返り輪郭形成”に特化した水の森独自のヒアルロン酸注入法です。
従来は、ほうれい線やマリオネットラインなどの“溝を埋める”のが主流でしたが、この注入法は減少したボリュームを補ったり、加齢の印象を与える影を消すことで、若々しい輪郭を形成することが可能です。
2.ヒアルロン酸注入
BEFORE
AFTER
注射で手軽にしわを浅くしたり、目の下のくまやほうれい線を改善します。又、鼻や顎の形を整えたり、涙袋形成や唇をふっくらさせたりする事も可能です。ヒアルロン酸は皮膚内にある潤い成分なので、人体に悪い影響はございません。
3.ボトックス注射
BEFORE
AFTER
ボトックスを注入する事で筋肉の動きを麻痺させしわを寄らなくします。副作用もほとんどなく、注射のみで手軽に行えるためプチ整形の中でも人気の治療です。額、眉間、目尻のしわや小顔(エラ取り)、脚やせ、多汗症治療など様々な治療に応用出来ます。
4.瞼のタルミ(目の上のたるみ取り)
加齢と共にまぶたの皮膚は弛んで、二重の幅は狭くなってきます。たるみを解消し昔の二重に戻したり、キレイな二重に仕上げる治療法をご紹介しております。
切開による傷口も二重のラインと同化するため大変お勧めの治療です。
5.目の下のタルミ取り(ハムラ法)
BEFORE
AFTER
目の下のタルミは、顔の中で最も目立ちやすく実年齢よりも老けて見える大きな要素です。当院は目の下のたるみ治療では実績と定評が高く、非常に満足度の高い治療の一つです。たるみの発生原理からから治療法に至って詳しくご説明しておりますので御参考下さいませ。
6.ナチュラルファイバー(脂肪注入)
BEFORE
AFTER
顔のやつれた部位にご自身の脂肪を注入する治療です。
痩せてしまったこめかみや、やつれた頬に注入することで、ふっくら若返らせる事が出来ます。メスを使わずに自分自身の体から採取した脂肪を使いますので安心です。
7.フェイスリフト(SMAS法)
BEFORE
AFTER
フェイスラインのたるみに最も効果的な治療がフェイスリフトです。
SMAS(すます)と言われる筋膜も引き上げることで、更なる高い効果を発揮します。
施術的にも高度な治療となりますが、当院は外科手術を大変得意としておりますので安心してお任せください。
【大阪院の診療項目】
しわやたるみを改善する方法は、プチ整形と呼ばれ注射だけで終わる手軽な方法から、フェイスリフトのように確実に大きな効果があるものまで幅広く存在します。あまりにも種類が多いため患者様がお悩み応じて自分に合った施術を探すのは難しくなっております。水の森美容外科大阪院では患者様のお悩みをお聞かせいただき、数ある方法の中から患者様に一番合った方法を提案します。患者様の中には「注射だけで手軽に改善できる事だけをご希望される方」から「どんな方法でも良いからどうしても改善させたい部位がある方」まで様々です。
もちろん腫れや内出血等のダウンタイムは短いに越したことはありません。しかし、そのような患者様の思いに付け込み、ダウンタイムが少ないといって効果が乏しい施術を勧めてくる医院が多いのも、このアンチエイジングの分野です。
当院ではメリットだけでなくデメリットもしっかりお伝えした上で、患者様に正しい知識をもって頂き、効果がある施術のみをご提案させて頂いております。